手術時間、約9時間半~10時間程かかりました。
前回の手術前説明記事>>>手術説明の記録、先天性心疾患、ファロー四徴症、肺動脈閉鎖、大動脈弁閉鎖不全症 - レポママ★ブログ https://t.co/9q4UqS0S93
— repomama (@Cha26aa) 2018年10月10日
《執刀医より手術の報告内容》
①2回目の開胸の為癒着剥離→少し時間がかかったが、心臓の膜が破けることなく無事剥がせた!
②btシャント2本はお役御免→クリップをして、切断。
③16mm導管の縫い付け
・肺動脈に縫い付け(成功)
>>>>止血確認操作で左肺動脈に亀裂を発見(イレギュラーな事態)。
原因としては、人口血管を縫い付けている時にトルクがかかった。
→修復作業に時間がかかった。
一部狭くならないように、心臓を包んでいる自己心膜3mm×4mmのパッチを充てがう。
奥の傷には細い糸を使い丁寧に縫い合わせた。左側のBTシャントの影響(癒着)から壁が薄くなっていたとも考えられる。
(修復完了30~40分かかった)
④心室中隔欠損は13~14mmの穴
→ゴアテックスのパッチでとじる。
⑤16mmの導管を右心室に繋ぐ。
>>>>右心室圧力は血圧の45%(予想より良いデータ)
⑥大動脈の壁組織>>>>ノータッチ(イレギュラーな事態が発生した為)
⑦大動脈弁の逆流が無くなった!!(・∀・)
手術前に見られていた逆流が手術後見受けられ無くなった!!(機序は分からないがいいニュース✨)
⑧天然ペースメーカーのブロックは避けることが出来、ペースメーカーは要らない。
(一時的なペースメーカーの導線はあり。すぐ抜ける。)
⑨開胸の傷口は前回の傷口から少し延長して開けた。
⑩チアノーゼ改善(Sp02>>>>100%)
爪の色、肌の色、ひと目でわかるほど綺麗になった。
今後気にかけること:
・左肺動脈の裂け目から出血が多い場合、中を開けてお掃除が必要になる。
・左肺動脈、今後狭くならないかどうか、注意する必要がある。
・肺動脈の壁は結構弱いことが分かった。
(シャントの癒着の影響もあり)
まずは、無事に戻ってきてくれてありがとう😭💖💖