レポママ★ブログ

二児のママ*子育奮闘日記や旬な情報等を更新していきます。


手術説明の記録、先天性心疾患、ファロー四徴症、肺動脈閉鎖、大動脈弁閉鎖不全症

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忘れないように、記録用です(>_<)

手術内容はファロー四徴症と言っても、十人十色…。 これは、息子の状態に合わせた術内容になります。

 

~10月22日に行われる手術の説明~

 

1、手術内容

 

①心内修復術(正常な血液の流れにする)
・2度目の正中切開の為、癒着剥離を行う
心室中隔欠損→パッチで閉鎖する

 

②BTシャント術後の閉鎖
・クリップで蓋をする
・切り離す(癒着が酷い場合はクリップのみ)

 

③食道エコー(今回3度目)

 

④人工心肺使用
・心臓の動きを薬を使って止める
・心臓に導いていく血液全てを体の外に汲み出し、人工肺を通し酸素を含んだ欠液を体に戻す。

※制約

・定常血流で血液を壊さないようにする
→変化に対応しきれない場合、脳に障害、合併症が起こり得る(小児統計全体の2%)

・血液を汲み取ることで、空気が入る恐れがある。
→頭に空気(窒素)飛ぶと、血液に溶けない為ら脳に血が巡らない。
→(喉にチューブをはり)炭酸ガスを流すことで、安全性は上がってきているがゼロではない。
・ヘパリン大量使用
→チューブの中で根詰まりをおこさないように、血液をサラサラにする。
→頭の出血、外傷に特に気をつける。(万が一の場合CT検査が必要となる)

 

⑤血液浄化
・人工心肺を使うと血液管の中に、肺の血管を締めつける物質が出て来てしまう為、血液を透析回路の中に通して、綺麗にする処置を行う(10~20分)

 

⑥一酸化窒素吸入療法
・肺の血管を広げる治療
・人工心肺を使うと肺がむくむ為、肺の血の巡りが一時的に悪くなることがあるため、ガスを吸うことで肺の血液の流れを良くする。

 

⑦大動脈弁閉鎖不全
・心臓出口弁に逆流がある
・逆流量からして、手をつけなくても良い量であるが、術中にエコーで判断して決める。


⒉起こり得る事態

 

①胸骨閉鎖困難
・右心室から肺動脈に人工血管(弁が付いている導管)を使って血行再建する(バイパス)
・導管は通常10キロ超えると18mm
・息子は7.6キロ→7~8キロは16mm
・実際に相応しい大きさは11~12mm
(大人になるまでに再手術の回数を少なくするために、尋常でない大きさを付ける)
→胸の中に納める時に圧迫される(やむ無し)
→心臓が耐えられないと、血圧が出せなくなる
→術後、胸を開けたまま帰ってくる(化学繊維の膜を貼る)、5~7日安静後、再手術。

 

心不全
・中~重症程度になる
理由1、
現在、2本のシャントを立てているが、肺の血流の流れが少ない。
→肺から戻る血流も少ない。
→左心室に流れ入っていく量も少ない。
=左心室は少ない量を送り出す仕事しかしていない、尚且つ、全身に行く血液は右心室も協力しているので、左心室はかなり仕事量が少ない。
→心内修復術をすると、右心室、左心室の穴をパッチで止めるため、共同作業が出来なくなる。(正常な血液の流れ)

理由2、
4mmシャント2本を切り離し、16mm人工血管を入れることで、肺への血流が劇的に増える

そのため、心不全を軽くする薬のサポートが必要になる(3~7日程度PICUになる)

 

③ペースメーカー
・右心房てっぺんにある天然ペースメーカーの断線のリスク有り。(目に見えるものでない為、ゼロは難しい)
→断線した場合、ペースメーカーを左側肋骨皮膚下に埋める(ペースメーカー寿命5年、電線10年)毎回手術が必要となる。

 


3.この手術を行わなかった場合

 

①チアノーゼ

②低酸素による臓器機能障害
・btシャント人工血管左右4mmしかないため、成長につれて酸素が足りなくなる(→脳梗塞のリスク高まる)

 

でも、きっと、全て、乗り越える(^-^)✨

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